2013春ワークキャンプ報告
2013春 根室ワークキャンプ 報告



【期間】 3月11日(月)〜3月16日(土) 5泊6日

【受け入れ先】
(財)日本野鳥の会 野鳥保護区事業所
  ・松本 潤慶さん
  ・岩坂 菜奈さん
 春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター
  ・手嶋 洋子さん
  ・松岡 佑昌さん

【参加大学】
日本大学、帝京科学大学、東京大学、東京農業大学、
東京農工大学、鹿児島大学
(6大学8名)

【作業内容】
・小鳥の巣箱の利用状況調査
・ネズミの隠れ家づくり
・ワシのねぐら入り調査

【その他の活動】
・根室の自然、日本野鳥の会についてのレクチャー
・自己紹介セミナー
・山本純朗さんによるシマフクロウセミナー
・野外セミナー
・懇親会
・モービル小屋の修繕作業

【6日間の活動内容】
<1日目>
午前:移動、集合
午後:買い出し
 夜:根室の自然、日本野鳥の会についてのレクチャー
   自己紹介セミナー

<2日目>
午前:小鳥の巣箱の利用状況調査
午後:小鳥の巣箱の利用状況調査…続き
   除間伐材の運び出し

<3日目>
午前:ネズミの隠れ家づくり
午後:ネズミの隠れ家づくり…続き
 夜:シマフクロウセミナー

<4日目>
午前:野外セミナー
午後:野外セミナー
 夜:懇親会

<5日目>
午前:モービル小屋の修繕作業
午後:ワシのねぐら入り調査
 夜:自然保護セミナー

<6日目>
午前:大掃除、全体振り返り、解散

【作業報告】
○小鳥の巣箱利用状況調査
より小鳥達が繁殖しやすい環境をつくること目的に、次の繁殖に備えてその巣箱の修理を行い、巣箱が利用されているか確認しました。

前年度に利用されていれば、このように中身は苔や小枝がぎっしり詰まっています。 次の繁殖に備えて、巣箱の中を綺麗に掃除しました!

○ネズミの隠れ家づくり
フクロウ類がエサとするネズミの隠れ場所を作り、フクロウ類がエサを取りやすい環境を作りました。

まず、利用する間伐材を運びます。

間伐材を井形に積み上げネズミの隠れ家が完成!

馬が入ってこない様にロープを張りました。ネズミの隠れ家の利用状況を調べるためにセンサーカメラの設置も行いました。

○ワシのねぐら入り調査
渡邊野鳥保護区フレシマの隣接地で風力発電用風車の建設計画があり、建設予定区域周辺のオオワシ・オジロワシなどに与える影響を評価するためにワシのねぐら入りの調査を実施しました。

ほぼ直線の道路にて実施しました。風が強く、非常に寒かったです。
【その他の活動】
○野外セミナー



多くの野生動物を観察できた他に、根室の自然について、レンジャーの方からレクチャーしていただきました。
○シマフクロウセミナー
シマフクロウの研究者である山本さんから
貴重なお話をお聞きすることができました。
人間味のあるシマフクロウの生態にみんな興味津々でした。

参加者感想<一部紹介>

鹿児島大学 二年 浜地 歩
 意識の高い方々と共に作業、生活を行うことは、自分の将来を決める上で、大きな糧となりました。また、今回の参加で終わりということではなく、これからも同年代の同じ志を持つ同士でのつながりを大切にしていくべきと思いました。


東京農業大学 一年 高木 茜
 自分の知識不足などを身に染みて感じた今回のワークキャンプでしたが、参加したことでもっと動物について知りたい、学びたいという気持ちがとても強くなりました。東京に戻っても今回感じたこと、思ったこと、学んだことを忘れずに、これから勉強に励み、またいつか北海道に来て今回とは違った視点でこの地を見てみたいです。

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