2013夏ワークキャンプ報告
2013夏 鶴居 ワークキャンプ 報告



【期間】
8月25日(日)〜8月30日(金) 5泊6日

【参加大学】
日本大学、北海道大学、東京農業大学、桜美林大学、専修大学
4大学7人

【活動内容】
・タンチョウの冬期自然採食地の整備
・伊藤氏作業小屋の撤去

【その他の活動】
・野外セミナー
・自然保護セミナー
・アイスブレイク
・ディベート形式討論−「風力発電問題」について−

【活動報告】
<1日目>
午後:釧路空港到着
 夜:オリエンテーション、アイスブレイク

<2日目>
午前:タンチョウの冬期自然採食地の説明・整備
午後:タンチョウの冬期自然採食地の整備

<3日目>
午前:伊藤氏作業小屋の撤去
午後:伊藤氏作業小屋の撤去
 夜:ディベート形式討論−「風力発電問題」について−

<4日目>
午前・午後:野外セミナー
 夜:自然保護セミナー

<5日目>
午前:既存のタンチョウの冬期自然採食地の整備
 夜:懇親会

<7日目>
午前:研修所の大掃除
   全体振り返り・解散

【作業報告】
●タンチョウの冬期自然採食地の整備


タンチョウが冬期、給餌によるデントコーンの採餌だけでなく、
自然の中でも採食できるようにするため、
厳冬期でも凍らない水辺の整備を実施しました。


河川・水路内へタンチョウが出入りできるように河畔林の間引き、低木の伐採を行い、今年度中に整備を予定している2か所のうち1か所の整備が完了しました!

●伊藤氏作業小屋の撤去

デントコーンの保管場所として利用されてきましたが、
2013年現在、老朽化してきたので解体することになりました。
タンチョウが鉄クズをつつきに来てしまうそうで、事故防止のために臨みました。


がれきの山を分けていくと…。
トラック4台分以上のゴミの量になりました!

【その他の活動】
○野外セミナー
タンチョウの生息環境とその保護活動や問題点について現場を訪れ、釧路湿原を一周しました。自然を堪能するだけでなく、釧路湿原をとりまく保護の歴史や自然保護の現状を現場で見て学ぶことができました。





○自然保護セミナー
自然保護について情報共有をし、たくさんの意見が出てきました。自然保護を考えるきっかけとして、今後も自然と触れ合う機会があれば、このセミナーを思い出していただけたらと思っております。



○ディベート形式討論−「風力発電問題」について−
 風力発電所を建設することのプラスの影響とマイナスの影響を評価できるようになることを目標に、複雑な問題に直面する、立場と利害関係が異なる人々に扮して、ロールプレイングを実施しました。議論は白熱し、問題を取り巻く多くの考えや関係性を見つめることができました。

■参加者の感想■<一部紹介>

日本大学 一年 寺越 六花

 私は大学の部活で牛を世話し彼女らと関わる日は多いが、大学では多くが狭い牛舎に入った牛である。
だが、鶴居村では放牧された牛が多く大学とは全く違う環境で育つ牛が見られたため、それだけでもとても楽しめたものであった。
FAの目的である、give and takeの関係。これは私がgiveするものとtakeされるものが釣り合っているのかと疑問に思えるほどの多くの物をtakeしていただいた。また今度ボランティアに出向いて、その時は今回より多くの物をtakeしたいと思う。

北海道大学 二年 田中 果林

 全体を通して、レンジャーや農家の方々から直接話を伺うことができたり、大自然の中で同じ学生と共に共同生活・作業をしたりなど、普段学校では体験できないことを沢山身をもって学ぶことができました。今後もこういった活動があれば参加していきたいと思いました。そして、今回見た動物や草花などの美しい自然が残り続けてくれると嬉しいです。ありがとうございました。

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