2012春 キナシベツ ワークキャンプ 報告 2/2
【作業報告】の続き
*アオサギコロニー調査*
直別駅前の二次林にあるアオサギのコロニーに入り、生息状況及び生息環境を測定する調査を行います。
何年も継続して行っている調査になります。
≪作業内容≫
調査範囲内において、前年度のデータと照合しながらアオサギの巣を探し、樹高、胸高直径を計測します。新規に営巣された樹に関してはナンバリングします。 |
*自然誌調査*
キナシベツの冬のワークキャンプでは自然誌調査という、現在のキナシベツの自然環境の状態を把握する調査を行っています。
キナシベツの自然の様子が変わった際その変化を知るため、また将来的にキナシベツ自然保護地区を法律で守る準備として実施しています。
≪作業内容≫
キナシベツの湿原上にルートをとり、踏査しながら地図に目印となるものや地形をプロットしていきます。
その後、前年までのデータを記録した地図上に今回のデータを書き込みます。 |
*ワシタカ調査*
毎年2月に知床財団がオオワシ、オジロワシの一斉調査を実施していますが、キナシベツ湿原を愛する会もこの調査に参加しています。
≪作業内容≫
調査は音別川からチョクベツ川間の6、7箇所で行い、各ポイント毎にワシ類を観察して種類、数、成鳥か幼鳥か、観察した位置、などいくつかの項目を記録用紙に記入します。 |
【その他の活動】
■アオサギレクチャー
アオサギコロニー調査後、アオサギの研究をしている松長さんにアオサギに関するレクチャーをしていただきました。
■野外セミナー
受け入れ先の方に案内していただきながら、キナシベツ自然保護地区を1日かけて1周しました。
凍った川を渡ったり、キナシベツの自然を一望できる丘に登ったり、原生林に入ったり。
普段経験できない雄大な自然を体感しました。 |
■懇親会
地元の方に来ていただき、皆さんのお仕事について伺ったり、
北海道の自然についてたくさん話しました。
【おまけ】 |
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(今回は写真が多いため2ページ構成です) |