学生を中心とした自然保護チャリティーイベントとして始まった『学生バードソン』も、1988年の初開催から数え、20周年という節目の年を迎えることができました。この間、学生の枠を超え、様々な方々からの暖かいご協力をいただいてまいりました。これまで20年間、活動を継続してこられたのも、皆様のご厚意とご支援の賜物であります。
このような暖かいお力に支えられつつ、今年も「バードウォッチングを通じて、楽しく自然に触れながら、日本各地の自然保護に貢献していく」という趣旨の下、自然保護への新たな成果を生み出していきたいと考えています。より多くの方々に、自然の素晴らしさと、将来にわたる保全の大切さをお伝えしていくことを目指し、「NEC学生バードソン2008」
今年の募金は、湿地と人間の関係について調査研究や普及啓発活動を行うNGOラムサールセンター(湿地と人間研究会)の「KODOMOラムサール」 という活動の支援に寄付し役立てて頂きます。野鳥の渡りの中継地や越冬地、そして繁殖地となる湿地は今、動植物種の豊かさという点からも注目を集める自然環境です。見直されているその重要性を未来につなげるため、次世代を担う子どもたちに学習と交流の機会を提供することが不可欠です。是非、「募金先紹介」もご覧になり、人間と共存する自然・次世代へつながる自然保護、を考えていただければ幸いです。私たちが利用し生活の一部としてきた湿地環境が、これからも私たちとともにあるために一人でも多くの方のご理解とご協力を必要としています。野鳥の好きな人をはじめ、多くの方々にとって「これからの自然保護」を見つめる機会となる、「NEC学生バードソン2008」になればと私たちは思います。
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